沖縄の湿気やカビ【換気システムが人と家を健康に】

目には見えないけど、家と人を健康に保つ重要な役割を持っているのが

換気システム

正直言って、普段は換気システムが稼働してるかどうかも意識することはないでしょう。

さらに、目に見えない場所にあるのでなおさら気づきません・・・

じゃ一体どんな意味があるんですか?

今回は、その換気システムについてお話していきます。

最後に、ロイヤルハウスの換気システムについて説明がありますので、沖縄で木造住宅を建てることを考えている方は、換気システムの重要性について目を通してもらえればと思います。

目次

換気システムの効果とは

分解したスマホ

全然、木造住宅の換気システムと関係がない写真だ!と思ったかもしれませんが、伝えたいのは、表面上には見えていなくても、目に見えない部分に重要な役割がある!ということです。

スマホの中身なんて、普段意識しないのと同じで、木造住宅に住んでいて「おぉ!換気システム頑張ってるな~」とか「換気システムのおかげで健康が保てるぜ~」なんて思えることはほとんどないはずです。

人や木造住宅を健康に保つ役割の換気システムとは、いったいどんな効果があるのでしょうか?

沖縄の湿気とカビ対策

壁に生えたカビ

換気システムの効果は以下の通りです。

  1. ホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質の廃棄と新鮮な空気の入れ替え
  2. キッチンや生物の呼吸から生まれるCO2の排出と新鮮な空気の入れ替え
  3. 生活臭などの臭いの排気と新鮮な空気の入れ替え
  4. ハウスダスト(ホコリ・ダニの死骸やフン・カビの胞子などを排出して新鮮な空気の入れ替え
  5. 室内温度の拡販効果(室温ムラを減らす)
  6. 湿気の攪拌・排出して、カビの繁殖を抑制

特に沖縄は湿気が多く、それに伴ってカビが発生しやすい土地です。

日本で唯一の亜熱帯地方ですからね。

換気システムは、湿気対策・カビ対策にもなりますので、沖縄の木造住宅には必要不可欠でしょう。

24時間換気システム

2003年7月に建築基準法が改定され【24時間換気】の設置が義務付けられました。

理由は、室内のホルムアルデヒドなどの化学物質やCO2などを排気して、新鮮な空気を取り入れるためです。

2時間で室内の空気がすべて入れ替わるシステムが【24時間換気システム】です。

昔の木造住宅は、24時間換気システムがなくても隙間風が入ってきていたので必要ありませんでしたが、気密性の高い木造住宅になってきたからこそ必要になった設備といえるでしょう。

換気システムには3種類ある

空気は目に見えないから普段意識することはないけど、家や人の健康維持のために必要だってことは、なんとなくわかっていただけましたか?

凄くわかりました!どこのハウスメーカーも同じ仕組みなんですか?

基本の考え方は一緒ですが、排気効率や排気方法は会社によって違います。

では、簡単に説明していきましょう。

換気方法は、1種換気・2種換気・3種換気の3種類あります。

1種換気とは

1種換気は、空気を取り入れる側と、空気を排気する側の両方に換気扇を取り付ける【強制吸排気システム】です。

効率よく空気の入れ替えができるメリットと、換気扇の本体・取り付け・電気代のすべてが2倍になってしまうデメリットもあります。

2種換気とは

2種排気は、空気を取り入れる吸気にのみ換気扇を使い、排気は自然排気という【強制吸気システム】です。

1種排気のコストの半分で施工することができますが、外気を強制的に入れるので、外気温や湿気も多く取り入れてしまうため、一般住宅にはあまり使いません。

3種排気とは

3種排気は、排気にのみ換気扇を使い、吸気は自然吸気という【強制排気システム】になります。

2種排気と違い、外気だけでなくドアの隙間などのわずかな隙間から吸気できるため、2種排気より外気の影響を受けにくくなります。

現在の住宅には、3種排気が最も多く使われている排気システムといえます。

ロイヤルハウスの換気システム

換気システムは室内に使うものだけではありません。

木造住宅全体を換気しなければ、家の健康を守ることはできません。

家には室内のように常に見える部分と、天井裏・壁の中・床下などのデッドスペース(居住とは関係のない見えない部分)があります。

室内・天井裏・壁の中・床下すべてを換気するのが、ロイヤルハウスの換気システムです。

室内換気システム

24時間換気システム

部屋の構造や間取りによって、一番効率のいい配置で3種排気を使います。

人の健康にかかわる一番身近な換気システムといえるでしょう。

デッドスペース換気システム

換気システム
屋根換気システム

【天井裏換気システム】天井裏は自然に空位の流れが起きにくい場所です。軒下部分と屋根のてっぺんの両方から換気できるようにすることで、屋根を支える木材を健康な状態に保ちます。さらに天井は熱が一番こもる場所で、換気システムが機能していないと室内温にも影響してしまいます。沖縄では屋根換気システムがしっかりしていることが、住み心地のいい木造住宅の条件であり、冷房費などのランニングコストを削減する経済性にも影響する大切な換気システムになります。

壁換気システム

【壁内換気システム】壁の中は、木造住宅の中で一番換気の悪い場所といえるでしょう。床や屋根を支える大切な骨組みが壁の中にはあり、換気が悪く湿気がこもると、木が腐りやすくなってしまいます。ロイヤルハウスの壁換気システムは、縦方向に空気が通れる隙間を作り、自然換気ができる空気道を作っています。これによって壁内の木材を健康な状態に保ちます。ちなみに外壁も遮熱性の高いものを使い、断熱材も断熱効果の高いものを使用することにより、沖縄の気温にも対応。ロイヤルハウスは、ランニングコストも節約できる省エネ住宅になっています。

基礎換気システム

【床下換気システム】床下(特に基礎部分)は、地面から近い分、湿気の影響を受けやすい場所。ロイヤルハウスの床下換気システムは、従来の基礎に穴をあけて排気する方法ではなく、基礎コンクリートと、木造土台部分の間に穴の開いたパッキンを挟む【基礎パッキン工法】を採用。従来の換気システムの1.5倍~2倍の換気効率を実現しました。基礎に穴をあけることがないので、強度を保ったまま排気効率だけ高められるというわけです。さらに基礎コンクリートはベタ基礎なので、湿気が上がってくることもなく、シロアリの侵入も防いでくれます。

ロイヤルハウスの換気システムはいかがだったでしょうか?

家の隅々まで空気の入れ替えをする換気システムは、木造住宅や人の健康を守る大切な設備になります。

ロイヤルハウス那覇店のブログは、ややこしい専門用語を使わずに、なるべく簡単に説明しています。

ロイヤルハウスの換気システムの詳細をご覧になりたい方は、ロイヤルハウス本部のホームページをご覧くださいませ。

まとめ

以上が「沖縄の【木造住宅と換気システム】人と家を健康にたもつ仕組みとは」でした。

最後まで読んでくれた方!本当にお疲れさまでした。

ロイヤルハウスでは、見えないところだからと手を抜く考えはありません。

住んでいただくお客様に、機能と住み心地とデザインを両立した木造住宅をご提案させていただきます。

沖縄で木造住宅を建てることをお考えの方で、ほかにも心配や疑問もあると思います。

ロイヤルハウス那覇店では、そういった方のために、疑問・不安・デメリットに対してのよくある質問コーナーをご用意しております。

よかったら、気になるタイトルがあればチェックしてみて下さいね。

長文お付き合いいただき、誠にありがとうございました。

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