木造住宅につかわれる【木材の効果】とは

沖縄では戦後コンクリート住宅がメインになっていました。

近年、沖縄では木造住宅が急増。

経済性・安全性・加工性・断熱性・吸音性・防ダニ性・リラックス効果など、様々な効果を期待できる木造が見直されてきました。

今回のブログは【木造住宅の快適性】に焦点を当ててお伝えしていきます。

目次

木造住宅は人にやさしい

日本では、昔から家の建材として使われて来た木材。

木が人にやさしいといわれる理由は林野庁のホームページにも記載されていました。

そもそも、林野庁って何ですか?

林野庁とは、森林の保続培養・林産物の安定供給の確保・林業の発展・林業者の福祉の増進及び国有林野事業の適切な運営を図ることを任務とする農林水産省の外局です。

なるほどですね~

国の機関が調査した結果ってことですね!

どんなことが書かれているんですか?

そこには、木材の様々な効果が書かれています。

木造は適度な湿度に保つ

木は、空気中に湿度が多い時は湿気を吸収。

湿度が低い時は吸収した湿気を放出する調質作用を持っています。

内装に多くの木材を使うと、部屋内の湿度の変化が少なくなり、快適な部屋空間につながります。

木造住宅は断熱性に優れる

フライパンを持っても気の取っ手が熱くならないのはなぜ?

木材は断熱性に優れ、熱伝導率が低い建材になります。

熱伝導率は、コンクリートの十分の一しかありませんので、外気に影響されにくい木造住宅は、快適で過ごしやすい住宅といえるでしょう。

コンクリートの床やタイルより、冷暖房の効きもよくなるというデータもあります。

省エネ木造住宅のブログに、断熱性能についての詳細が載っていますので、併せてご覧下さいませ。

木造住宅は衝撃に対する安全性が高い

木は、ストローのような繊維の集まりで【しなり】のある材質です。

人が転ぶときや、物を落とした時の衝撃を吸収してくれるのはもちろん、歩行する時の節々にかかる負担も軽くしてくれます。

木材の衝撃吸収能力は、大理石の2~3倍といわれています。

木は目にやさしい

目に悪い影響になることがある紫外線。

木材は紫外線を良く吸収するため、木材から反射する光に紫外線はほとんど含まれません。

目に与える刺激が少ないことから、木材は目にやさしい材料といえるでしょう。

木造は音を吸収する

防音効果が高いのは、コンクリート住宅→鉄骨造→木造の順になっています。

木材は【遮音】は得意ではありませんが【吸音】性能は高いのです。

吸音性能とは、字のごとく音を吸収する力。

つまり、不快な雑音が吸収されまろやかに聞こえるようになるのです。

木材は健康にいい

木には、人の整理面や精神面にいい影響を与えるという研究結果が出ています。

特別養護老人ホームでの調査で、木材を多く使用してる施設と、少ない施設との違いに、こんな結果が出たそうです。

特別養護老人ホーム入居者を対象とした、施設の木材使用度別の心身不調出現率比

※林野庁ホームページより

インフルエンザに罹った人の割合がひくかったり、転倒によって骨折等の割合が低いことから、木材は健康にいい建材といえるでしょう。

木の香りのリラックス効果

森林浴には、以下の効果があるといわれています。

  1. 森林浴でストレスホルモンが減少する
  2. 森林浴で副交感神経活動が高まる
  3. 森林浴で交感神経活動が抑制される
  4. 森林浴で収縮期・拡張期血圧、脈拍数が低下する
  5. 森林浴で心理的に緊張が緩和し活気が増す
  6. 森林浴によりNK活性が高まり免疫能が上がる
  7. 森林浴により抗がんタンパク質が増加する

木の香りのする家では、気持ちも穏やかになり、リラックスできるということですね。

木材は、家族がゆっくり休まれる場所や、団らんの場所にはもってこいということですね。

沖縄で急増する木造住宅

世界中で、木材は大昔から建材として使われてきました。

様々な研究結果が発表されていく中で、木材の重要性が再確認されて来たといえます。

長年住み続ける家だからこそ、自分や家族のためにいい家にしたい!と思うのは当たり前です。

沖縄では、戦後コンクリート住宅が主流でしたが、近年木造住宅が急増しています。

木材が、経済的で丈夫な建材だからというのはもちろん、今回のブログで書かれている効果があるからこそ、時代の流れとともにいいものが選ばれているのかもしれませんね。

沖縄で木造住宅を建てて大丈夫?という方も、まだまだいらっしゃると思います。

当店は【木造住宅のデメリットや不安】に対しての質問と答えのページをご用意していますので、気になるタイトルがありましたら、ぜひご覧くださいませ。

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