沖縄の木造・鉄骨・コンクリート住宅の最新価格と坪単価(2025年版)

沖縄県の注文住宅の建築費は全国的に見ても高水準で、2025年時点の坪単価は約86.8万円(木造住宅)となっています。一戸建て住宅の建築費は全国平均の約81.1万円/坪をやや上回る水準です。archi-book+1

目次

価格の内訳例(30坪の木造住宅の場合)

  • 建築費:約2,604万円(坪単価約86.8万円×30坪)
  • 土地取得費:約1,476万円(地価上昇の影響で増加傾向)chubu-kosan
  • 合計:約4,080万円(付帯工事・諸経費は含まず)

付帯工事・諸費用

建物本体の価格に加え、以下の費用も発生します。

  • 外構工事費(駐車場・門扉・植栽など)
  • 解体工事、地盤改良工事、給排水工事などの付帯工事
  • 登記費用、住宅ローン手数料、不動産取得税、固定資産税などの諸費用

これらを含めると、総建築費用は建物価格の1.2倍〜1.5倍程度になる場合が多いです。

市場動向

沖縄県は2025年の公示地価が7.2%上昇し、住宅地も全国1位の上昇率(7.3%)となっています。これにより土地取得費は年々高騰する傾向にあります。lequioshousing+1

まとめ

  • 沖縄の注文住宅は全国平均を上回る坪単価と土地取得費がかかる
  • 建築費以外の付帯工事や諸費用も予算に組み込む必要がある
  • 最新の地価上昇を踏まえ、予算計画は余裕を持って検討するのがおすすめです

住宅建築のトータルコストを正確に把握し、理想のマイホームづくりを進めるために参考にしてください。

住宅を新築する時に「一体いくらかかるんだろう?」と思い、いろいろな住宅会社を調べるのではないでしょうか?

その時に【坪単価〇〇万円!!】と目にするのではないでしょうか?

建築は、材料や建築工法で大きく価格が変わってしまいます。

今回は、注文住宅を新築する時にかかる費用なども含めた価格の内訳を説明していきます。

沖縄は平均年収は都道府県中最下位。

1位の東京の平均年収は570万円。

沖縄の平均年収は394万円になります。

平均年収は低いようですが、注文住宅を新築する時の受注金額は決して低くはありません。

当社の調査によると、2025年時点での沖縄県の注文住宅の受注金額は約3300万円~5500万円が多く、坪単価は80万円から115万円の範囲で推移しています。特に木造住宅は約95万円、鉄筋コンクリート住宅は約115万円と高めの水準となっています。

では、理想の家を建てたい!!と思い、沖縄で注文住宅新築すると、実際にどのくらいの価格がかかるのでしょうか?

今回は、沖縄の注文住宅の価格や坪単価についてお話していきます。

沖縄の新築の価格

沖縄で注文住宅を新築するといくらかかるの?という疑問にお答えしていこうと思います。今回、全国300以上の金融機関が住宅金融支援機構と連携して扱う、全期間固定金利型住宅ローン【フラット35】の解析データを引用させていただきます。

※この数字は、あくまで平均値です。

最新のデータを基にした沖縄の注文住宅の平均的数値は以下の通りです。

  • 延床面積:約36.2坪
  • 敷地面積:約71坪
  • 建築費:約3,903万円(坪単価約107.7万円)
  • 土地取得費:約1,641万円
  • 合計:約5,544万円(付帯工事や諸費用は含まず)

この金額は、2023年度住宅金融支援機構の調査結果に基づく沖縄県の平均値で、全国平均よりやや高めとなっています。tateruya+1
土地価格は年々上昇傾向にあり、予算計画は余裕を持って行うことが重要です。

延床面積約36.2坪
敷地面積約71坪
建築費約3,903万円(坪単価約107.7万円)
土地取得費約1,641万円
合計約5,544万円

※この価格には、付帯工事や諸費用は含まれておりません。 

つまり、沖縄の注文住宅の価格は

建築費 約5500万円に付帯工事・費用を足した額が、沖縄の注文住宅にかかる価格ということになります。

2025年の注文住宅の全国平均総費用は約5,000万円程度で、その内訳は以下の通りです。

  • 建築費:約3,863万円(坪単価約107万円、延床面積約36坪)
  • 土地取得費:約1,200万円〜1,500万円(地域差あり)
  • 諸経費(登記費用、住宅ローン手数料、外構工事など):約300万円〜500万円

全国平均と比べると、沖縄は500万円程度割高ということになりますね。

家を建てる時には、いろいろな費用が掛かります。

沖縄で家を建てる時の価格の内容を詳しくお話ししていきます。

延床面積と施工面積とは

延床面積と施工面積・・・この時点で意味が分からない!と思った人もいると思います。

わかりやすく説明できるように頑張ります。

延床面積

建築基準法で含まれない、地下室・玄関ポーチ・ベランダ・小屋裏収納・一部の車庫などを入れない面積です。

売却の際に使われる面積は、延べ床面積が使われます。

施工面積とは

先ほどの建築基準法で含まれない、地下室・玄関ポーチ・ベランダ・小屋裏収納・一部の車庫が含まれた面積を指します。

注文住宅の場合、建築基準法に含まれていないこれらの面積にも費用が掛かります。

つまり!

坪単価を出すときに、延床面積と施工面積のどちらを使うかは決まりがありません。

延床面積が40坪でも、施工面積が50坪ということもあり得るということです。

建物の本体価格が3000万円の場合、延床面積だと坪単価75万円ですが、施工面積だと坪単価60万円ということになります。

業者によって違うので、見積もりの時などに確認した方がいいと思います。

では、坪単価とは何でしょうか?

新築の坪単価は

坪単価とは、住宅を新築する際の1坪(床面積)当たりの建築費。

建物の基本価格を建て坪面積で割ると出てくる目安です。坪単価の出し方は以下の通りです。

建て物の価格【2,500万円】÷建坪【40坪】=坪単価は【62.5万円】になります。

ここに注目!!

これはあくまで、建物本体の坪単価になります。

もっと話がややこしくなりますが、建築会社や設計事務所によって、坪単価の出し方も違います。

注文住宅を建てる時に、知っておきたい家の価格の内訳をわかりやすくしてみましょう。

最新のデータを踏まえた沖縄の木造住宅の坪単価は以下の通りです(2025年時点)

  • 大手ハウスメーカー:坪単価約90~120万円
  • ローコストハウスメーカー:坪単価約60~80万円
  • 工務店:坪単価約80~100万円
  • 設計事務所:坪単価約80~110万円

全体的に2021年時点より約1.3倍から1.5倍に上昇しており、材料費や人件費の高騰が影響しています。

2025年の新築の坪単価

注文住宅の受注金額を調べてみました。国土交通省の「構造別:構築物の数、床面積の合計、工事費予定額」1㎡当たりの工事費予定額は以下の通りです。

2025年の新築注文住宅の坪単価について国土交通省の最新調査および住宅金融支援機構のデータをもとにすると、

  • 木造住宅は1㎡あたり約22万円〜23万円で、坪単価に換算すると約72万円〜75万円程度です。
  • 鉄骨造は1㎡あたり約31万円前後、坪単価は約102万円〜105万円前後となっています。
  • 鉄筋コンクリート造は1㎡あたり約35万円前後で、坪単価は約115万円〜120万円程度に上昇しています。

沖縄県の傾向としては、鉄筋コンクリートの材料供給が豊富なため、同構造の坪単価は全国平均より若干低めの約95万円〜115万円となっています。全体として、建築コストの上昇は避けられず、計画時には十分な予算確保が重要です。


平成30年のデータでは、

  • 木造・木骨・モルタルは1㎡あたり約16.8万円、坪単価約56万円
  • 鉄骨造は1㎡あたり約21.4万円、坪単価約71万円
  • 鉄筋コンクリート造は1㎡あたり約26.3万円、坪単価約87万円

沖縄の受注金額も大きく変わらず、鉄筋コンクリート造は材料が豊富なため、全国平均よりやや低めの80万円〜85万円が多かった状況でした。


このように、材料価格や人件費の高騰により坪単価は大幅に上昇しています。

2025年の新築注文住宅の坪単価について国土交通省の最新調査および住宅金融支援機構のデータをもとにすると、

  • 木造住宅は1㎡あたり約25万円前後で、坪単価に換算すると約75万円〜90万円程度です。
  • 鉄骨造は1㎡あたり約25万円、坪単価は約82万円〜90万円前後となっています。
  • 鉄筋コンクリート造は1㎡あたり約29万円、坪単価は約95万円〜120万円程度に上昇しています。

平成30年のデータでは、

  • 木造・木骨・モルタルは1㎡あたり約16.8万円、坪単価約56万円~
  • 鉄骨造は1㎡あたり約21.4万円、坪単価約71万円~
  • 鉄筋コンクリート造は1㎡あたり約26.3万円、坪単価約87万円~

沖縄県の傾向としては、鉄筋コンクリートの材料供給が豊富なため、同構造の坪単価は全国平均より若干低めの約95万円〜115万円となっています。全体として、建築コストの上昇は避けられず、計画時には十分な予算確保が重要です。このように、材料価格や人件費の高騰により全体的に坪単価は上昇傾向にあります。

新築時の建築総費用=坪単価×坪数ではない

ここが注文住宅を建てるうえで皆さんが誤解している部分になると思います。

建築総費用とは
工事にかかる全額

です。

坪単価は
家本体の料金のみ

と、いうことは

さらに費用がかかる!
ということです

では注文住宅を建てるために、どんな費用が掛かるのでしょうか?

新築にかかる費用の内訳

すごーくザックリした内訳の方がわかりやすいと思うので、注文住宅を建てる時にかかる費用を説明します。

まずは、家本体を建てる時の建築費は以下の通りです。

  1. 土地代
  2. 建物本体建築費
  3. 外構費
  4. 付帯工事(仮設・管理費・土地改良等)
  5. その他費用・諸経費

以上になります。

建物本体建築費や土地代以外の③~⑤の説明をさせていただきます。

外構工事費

外構工事費は、本来は付帯工事に含まれるのですが、わかりやすくするために項目を別にしてあります。

境界塀・ウッドデッキ・植栽・土間工事・門扉・門柱・カーポート・駐車場・庭といった、家の外側の工事になります。

エクステリア工事と呼ばれることもあり、施主の理想によって予算も大きく違ってくる部分です。

イスト&イシンホーム

設計の段階で、イメージを固めておかないと、後で予算が足りなくて中途半端になってしまうことに注意です。

建物のローンと一緒に予算に入れるとスムーズです。

家のイメージと庭のコンセプトがあっていることが、バランスのいい家の条件といえるでしょう。

自分でできることはDIYで、ゆっくり進めていくのも楽しそうですね。

お客様と請負業者が同じイメージを共有して、理想の家を作っていくコツの記事もございますので、よかったらご覧くださいませ。

付帯工事

付帯工事は建物の工事以外の工事を指します。

付帯工事は、以下の工事のことを指します。

  • 古屋の解体工事(建て替えの際の解体や廃材の撤去処分など)
  • 屋外給排水工事(道路から敷地内までの給排水管の引き込みと建物の給排水管との接続)
  • 地盤改良工事(地盤の軟弱さによって工事の種類や費用が変わります)
  • 造成・整地工事(土地を整地したり、高低差のある土地に擁壁を作る工事)
  • 屋外電気工事(敷地外から敷地内まで電気配線を引き込む)
  • 屋外ガス工事(都市ガスや天然ガスの場合、道路から敷地内までガスを引き込む工事)
  • 仮設工事(工事のための足場組み、電気水道の仮設工事)

諸経費

住宅ローンを借りる時にも手数料がかかるってご存じでしょうか?

住宅ローンは額が大きいため、手数料もばかになりません。

他にも以下の手数料・諸費用がかかってきます。

  • 印紙税
  • 登記費用
  • 住宅ローン借り入れ費用
  • 不動産取得税
  • 固定資産税清算金
  • 仲介手数料

さらに引っ越し費用なども予算に入れておきましょう。

長文お付き合いいただき、誠にありがとうございました。

家づくりは一生の買い物です!

後悔のない家にするために、沖縄での建築設計実績とノウハウを注いでアドバイスさせていただきます。

お気軽に【おうちづくりの無料相談】にお問合せくださいませ。

よかったらシェアしてね!
目次