
「沖縄で家を建てたいけど、どのくらい費用がかかるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
よく【坪単価〇〇万円!!】と目にするのではないでしょうか?建築は、材料や建築工法だけでなく、諸費用で大きく価格が変わります。
坪単価、諸費用、その他どんなお金がかかるのかを最新データをもとに2025年の沖縄の注文住宅価格と坪単価をわかりやすくまとめました。
気になる沖縄の平均年収は?
まず、比較として
- 東京都全体の平均年収:約689万円
- 東京23区のトップエリア(港区):約1,397万円
一般的な東京23区の平均年収は700万円前後のエリアも多く、高収入が集中。日本全国の正社員平均年収約530万円を大きく上回っています。沖縄県は年間100万円以上の収入格差があり、一部高収入エリアを除き全般的に低所得傾向。
- 沖縄県の平均年収:約394万円(全国最低水準)
- 全国平均460万円よりもかなり低い水準
- 東京との平均年収の差は約300万円以上
平均年収は低いようですが、注文住宅を新築する時の受注金額は決して低くはありません。当社の調査によると、2025年時点での沖縄県の注文住宅の受注金額は約3300万円~5500万円が多くなっています。
では、理想の家を建てたい!!と思い、沖縄で注文住宅新築すると、実際にどのくらいの価格がかかるのでしょうか?今回は、沖縄の注文住宅の価格や坪単価についてお話していきます。
沖縄の注文住宅は全国平均より高め
沖縄県の住宅価格は、全国的に見ても高水準です。2025年時点での木造住宅の平均坪単価は約86.8万円。全国平均(約81.1万円)を上回る水準となっています。
建築費の目安(木造30坪の場合)
| 項目 | 費用(目安) |
|---|---|
| 建築費 | 約2,604万円(坪単価 約86.8万円 × 30坪) |
| 土地取得費 | 約1,476万円 |
| 合計 | 約4,080万円(※付帯工事・諸費用を除く) |
建築費だけでなく、外構工事や登記費用なども発生するため、総額は建物価格の約1.2〜1.5倍を見込んでおく必要があります。
沖縄の住宅市場動向(2025年)
沖縄の地価は上昇傾向が続いており、2025年の住宅地上昇率は全国1位(+7.3%)。
特に那覇市周辺では、土地取得費の上昇が家づくり全体のコストを押し上げています。
構造別・最新の坪単価(2025年)
| 構造 | 坪単価(全国平均) | 沖縄の坪単価(平均) |
|---|---|---|
| 木造住宅 | 約72〜90万円 | 約86.8万円 |
| 鉄骨造住宅 | 約82〜105万円 | 約90万円前後 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 約95〜120万円 | 約95〜125万円 |
沖縄では鉄筋コンクリート住宅が多く、台風や塩害に強い構造が選ばれる傾向にあります。ただし、近年は木造住宅の性能も向上し、人気が高まっています。
沖縄の注文住宅価格(実例ベース)
| 項目 | 費用(平均) |
|---|---|
| 延床面積 | 約36坪 |
| 建築費 | 約3,900万円(坪単価 約107万円) |
| 土地費用 | 約1,600万円 |
| 合計 | 約5,500万円前後(付帯工事別) |
全国平均の約5,000万円に比べると、沖縄は約500万円ほど高めとなっています。
延床面積と施工面積とは
延床面積と施工面積・・・この時点で意味が分からない!と思った人もいると思います。わかりやすく説明できるように頑張ります。
延床面積
建築基準法で含まれない、地下室・玄関ポーチ・ベランダ・小屋裏収納・一部の車庫などを入れない面積です。売却の際に使われる面積は、延べ床面積が使われます。
施工面積とは
先ほどの建築基準法で含まれない、地下室・玄関ポーチ・ベランダ・小屋裏収納・一部の車庫が含まれた面積を指します。注文住宅の場合、建築基準法に含まれていないこれらの面積にも費用が掛かります。
見積もり時に必ず確認
坪単価を出すときに、延床面積と施工面積のどちらを使うかは決まりがありません。延床面積が40坪でも、施工面積が50坪ということもあり得るということです。
ただし注意点として、業者によって「延床面積」と「施工面積」の扱いが異なるため、見積もり時にどちらで算出しているかを必ず確認しましょう。
建物の本体価格が3000万円の場合、延床面積だと坪単価75万円ですが、施工面積だと坪単価60万円ということになります。業者によって違うので、見積もりの時などに確認した方がいいと思います。
注文住宅の総費用の内訳
「坪単価 × 坪数」で建築費は出せますが、それだけでは家は建ちません。実際の総費用には、以下の項目が加わります。
地価上昇により、那覇市や浦添市周辺では1,500万円〜2,000万円台が主流。
家そのものを建てるための費用。仕様や構造で金額が大きく変わります。
- 古屋の解体工事(建て替えの際の解体や廃材の撤去処分など)
- 屋外給排水工事(道路から敷地内までの給排水管の引き込みと建物の給排水管との接続)
- 地盤改良工事(地盤の軟弱さによって工事の種類や費用が変わります)
- 造成・整地工事(土地を整地したり、高低差のある土地に擁壁を作る工事)
- 屋外電気工事(敷地外から敷地内まで電気配線を引き込む)
- 屋外ガス工事(都市ガスや天然ガスの場合、道路から敷地内までガスを引き込む工事)
- 仮設工事(工事のための足場組み、電気水道の仮設工事)
目安は建物本体の10〜20%程度。
境界塀・ウッドデッキ・植栽・土間工事・門扉・門柱・カーポート・駐車場・庭などエクステリア工事と呼ばれることもあり、施主の理想によって予算も大きく違ってくる部分です。こだわるほど費用は増えます。
- 登記費用
- 住宅ローン手数料
- 印紙税、不動産取得税
- 固定資産税清算金、仲介手数料
トータルで300万円〜500万円程度が目安です。
設計の段階で、イメージを固めておかないと、後で予算が足りなくて中途半端になってしまうことに注意です。建物のローンと一緒に予算に入れるとスムーズです。
家のイメージと庭のコンセプトがあっていることが、バランスのいい家の条件といえるでしょう。自分でできることはDIYで、ゆっくり進めていくのも楽しそうですね。

お客様と請負業者が同じイメージを共有して、理想の家を作っていくコツの記事もございますので、よかったらご覧くださいませ。
沖縄で家を建てるなら「余裕ある予算計画」が大切
- 材料費・人件費の高騰で、坪単価は全国的に上昇中
- 沖縄の住宅は、土地価格の上昇で総費用5,000万円〜6,000万円台が中心
- 建築費以外にも付帯工事・諸経費を考慮することが重要
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