今回ご紹介するのは、沖縄で木造住宅に被害を与えるシロアリの種類とその対策についてです。
沖縄では、雨の日や湿気の多い日などに、羽シロアリが大量発生することがあります。
実はそのシロアリは1種類じゃないってご存じでしょうか?
沖縄にいるシロアリは主に関東から沖縄にかけて分布しているタイプと、奄美地方と沖縄に生息するタイプがいます。
シロアリは生物学上、ゴキブリと同じ種類なので生命力や繁殖力が強いと言われています。
まずは、沖縄で木造住宅に被害を与えるシロアリの種類からご説明していきます。
沖縄で木造住宅に被害を与えるシロアリは?
今回は【沖縄で木造住宅を建てるなら、知っておくべき白アリの知識】なので、家に被害を与えるシロアリに注目してみましょう。
17種類中
沖縄の木造住宅に被害を与える
シロアリは全4種類
イエシロアリ
- 関東地方から沖縄まで生息
- 体長は働きアリで4~6ミリ、嬢王アリは40ミリ
- 湿気を好み、枯れ木や口器に巣をつくります
- 乾燥してれば大丈夫!ではありません
- このアリは水を運びながら巣を広げられる恐ろしい種類のうえに、かなり大規模(最大100万匹)な行動範囲になります
ヤマトシロアリ
- 日本全国で発見されている、日本に元々いるシロアリです
- 体長は働きアリで4~6ミリ、嬢王アリは15ミリ
- イエシロアリのように、広範囲にトンネルをつなげる事はなく、基本は落ち葉や枯れ木の中に巣をつくりますが、湿った木を好み食べるため、湿気対策をしていると侵入されにくい
ダイコクシロアリ
- 日本では沖縄県と、奄美地方で生息
- 体長は4~7ミリ、嬢王アリは10ミリ
- 乾いた材木でも食べ進める恐ろしい種類ですが、行動範囲は狭い特徴があります
- 乾燥した木を好み、反対に湿気を嫌う種類の白アリです
- ダイコクシロアリは、専門の薬剤を使い駆除を行うので、専門業者に依頼するしか方法がないのが現状
アメリカカンザイシロアリ
- 関東地方から沖縄に生息
- 体長は働きアリが6~10ミリ、嬢王アリが10~14ミリ
- 土の中には住まず、乾いた木材の中に巣をつくります
- ダイコクシロアリ同様、特殊な薬剤を使い駆除するので、見つけたら即専門業者へ
えっ?シロアリって
木が乾燥してれば
大丈夫じゃないの?
っておもってる人も多いのではないでしょうか?シロアリの種類によって対策や使う薬剤を変える必要があります。
沖縄にいるシロアリが強いイメージがあるのも、すべてが強いのではなく【シロアリの種類によって強い】ということと【木が乾燥していても被害がある】からに他ならないでしょう。
では、シロアリに強いとされてるコンクリート住宅についてのお話です。
コンクリート住宅はシロアリに強い説
沖縄であちこち車で走っていると【シロアリ駆除】などのシロアリ業者の看板を見かけませんか?
コンクリート住宅が
シロアリに強いなら
なぜ沖縄に
シロアリ業者が多いのか?
答えは・・・
シロアリは目が悪く、目の前にあるものをかじる習性があります。
コンクリートにも穴をあけることがあり、コンクリート住宅だから安心!というわけではありません。
さらに室内には多くの木材が使われています。
自分の住んでいる家を見渡してみてください。
床は何でできてますか?
クローゼットは?
テーブルは?
室内の柱の材質は?
床の下や壁の中は?
壁の材質は?
コンクリート住宅だから!とか、木造住宅だから!という理由でシロアリ駆除業者が多いのではなく、人が住む住宅は、木造住宅であっても、コンクリート住宅であっても多くの木材を使っているから、シロアリ業者が多いといえるでしょう。
自分でできるシロアリへの対処
半年~1年に1度は
シロアリチェック‼
シロアリチェックは、写真のような蟻道(ぎどう)をみつける事からスタートします。
蟻道は上の写真のような盛り上がった筋みたいなものが、木だけでなく、コンクリートに出来ることもあります。
その先の木をかなづちで叩いて、簡単に破損したらシロアリの被害に合っている可能性があります。
白アリの予防や駆除を自分で行うのはシロアリに対しての知識を持たなくてはいけません。
ヤマトシロアリやイエシロアリなどに効く予防薬剤や駆除薬剤はインターネットで買う事も出来ますが、つかう薬剤によっては効果のないシロアリも存在しますので、自分でできる事は限られてると言えるでしょう。
シロアリ業者に頼む
シロアリは、種類によっては乾燥していれば予防できるわけではありませんし、湿気があることが悪いとは限らないのです。
でも、木材は乾燥していた方が、強度や耐久性を保ち、耐久年数も長くなります。
そこで乾燥してる木材に害をもたらすダイコクシロアリに効果のある薬剤が必要というわけです。
まぁ言うまでもありませんが、シロアリの専門業者に頼むのが、沖縄で木造住宅を維持していくのに一番いい選択だと思います。
なぜなら、シロアリ予防や駆除に対しての保証もしてくれますし、何よりプロが隅々まで見てくれる安心感。
沖縄で害のあるシロアリに対しての対処もしっかりしてくれます。
鉄筋コンクリート住宅でも、木造住宅でも、沖縄で家を建てるならシロアリ業者さんは必須ということですね。
木造住宅の寿命
木造住宅の耐用年数は22年、鉄筋コンクリート集合住宅は47年。
耐用年数=寿命ではありません。
耐用年数は税務上の減価償却する場合の基準です。
ということは?
寿命と対応年数は
別物ということです!
住宅が取り壊されるまで、全国平均で53年だそうです。
マンションや集合住宅などの鉄筋コンクリート住宅は60年。
木造住宅は30~38年で取り壊されているとの事でした。
実は、この数字も寿命とは違うんです。
メンテナンスしながらの木造住宅の寿命は100年以上とされています。
実際アメリカでは100年、フランスでは90年が平均だそうです。
確かに沖縄にも100年くらいたってる古い木造住宅がありますよね~
事実、何百年も前の木造住宅が今でも多く残されていますし、今の木造住宅は耐久性に優れ、耐震対策・補強金具の品質向上もあり、末長く住み続けていくことが出来るクオリティになっています。
そして、忘れてはいけないことがあります。
どんな住宅もメンテナンスが必要な時が来ます。
でもメンテナンスを
自分でするって
大変だと思いませんか?
そこで!!
シロアリ対処も含めたアフターメンテナンス
家を建てた業者が担当
白アリ対策を含めたアフターサービスも、沖縄で木造住宅を建てる時に確認するべき大切な項目です。
イスト&イシンホーム那覇店では、地元業者が設計→建築→完成→アフターサービスを行っています。
つまり!
メンテナンスってどうすればいいの?
という心配が
いらないということです!
凄い助かります!
困った時はどこに連絡すればいいんですか?
イスト&イシンホーム那覇店にご連絡くださいませ。
シロアリの被害件数は?
アフターサービスの徹底をしてきたことで、沖縄で20年以上建設業に携わっておりますが、シロアリの被害は一度も出していません。
先人たちの知恵を学び、最新の木造住宅のシロアリ予防を実践してきた結果だと思っています。
そして、白アリ対策のアフターサービスも徹底してきました。
今後もお客様に末永く住んで頂ける、快適な木造住宅を提案させていただきます。
シロアリ保険も充実
イスト&イシンホーム那覇店で使っているシロアリ保険は保証期間も、補償内容も充実していて、家を建てた後も転ばぬ先の杖として安心していただけます。
詳しい内容などは、こちらの記事をご覧くださいませ。
シロアリに強いだけではダメ!
イスト&イシンホーム那覇店で建てる木造住宅は、沖縄だけでなく、日本全国の気候や地域に対応した家になっています。
さらに、アフターサービスも充実しています。
長年住み続ける家だからこそ、安全で丈夫で経済性に優れていて快適でアフターがしっかりしてる家がいい!!と思うのが当たり前ですが、さらにイスト&イシンホーム那覇店では、この条件のほかにもこだわりを持っています。
それは
お客様のイメージを形にして
住みやすい住環境の家を
提案することです
沖縄で20年以上設計の仕事に携わり、沖縄にあった住宅を提案し続けてきたイスト&イシンホーム那覇店の大城所長はこう言います。
内地と沖縄には、風土気候の違いがあり、その違いを理解して、積み重ねたノウハウが【沖縄にあった木造住宅】と【人が住みやすい木造住宅】の両立には必要だと思います。
もし、沖縄で木造住宅を建てることに迷いがあるなら、ぜひ不安をぶつけてください。
一緒にお客様にとって一番いい形の住宅にできるように、ご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせをお待ちしています。
イスト&イシンホーム那覇店がどんな会社か、何に力を入れているかは、こちらをご覧くださいませ。
シロアリと同じくらい、沖縄の耐風に木造住宅って耐えられるの?という不安も耳にします。
木造住宅の耐久性の不安や疑問については こちらのブログをご覧くださいませ。